バルメットはインドネシア PT. Cikarang Listrindoの石炭火力循環流動層ボイラにバイオマス混焼を追加
Valmet Oyj プレスリリース 2024年 2月 21日 9:30 a.m.(EET)
バルメットは、インドネシア Babelanにある PT. Cikarang Listrindo Tbkの石炭火力循環流動層(CFB)ボイラのバイオマス混焼設備を提供します。この投資は、化石燃料への依存を減らし CO2排出を削減することで、よりグリーンなエネルギー生産と環境にやさしい操業を目指す Cikarang Listrindoのイチシアチブを反映しています。
これは 2023年第 4四半期のバルメットの受注に含まれ、改造工事は 2025年第 1四半期に予定されています。
「バルメットが納入した CFBボイラは、2017年に Babelan発電所で稼働を開始しました。2021年、バルメットは Babelan発電所でのグリーンエネルギー生産をサポートするため、CFBボイラのひとつにバイオマス供給システムを納入しました。パーム核殻、そして再生可能燃料として木材チップを使用したポジティブな経験から、PT. Cikarang Listrindoは Babelan発電所の他の CFBボイラユニットにもバイオ燃料処理システムを設置することを決定しています。」とバルメット パルプ&エネルギー 営業・テクノロジー担当シニアマネージャー Jouni Koskinenは話します。
「この新たなステップにより、同社の石炭総消費量の最大 25%をバイオ燃料に置き換えることが可能となり、2023年までに温室効果ガス排出量を 20%削減するという同社のコミットメントに沿うもので、エネルギー部門に対するインドネシア政府の取り組みを支援するものです。」と PT. Cikarang Listrindo 環境サステナビリティチーム責任者 Sami Sivola氏は話します。
納入範囲について
石炭火力ボイラ ユニット2の改造は、より持続可能な燃焼燃料の使用を増やすための Cikarang Listrindoの開発プログラムの一環です。
PT. Cikarang Listrindoは、ユニット2の既設 CFBボイラを改造することにより、蒸気生成プロセスにも再生可能燃料を利用しています。改造後、このボイラで石炭から生産されるエネルギーの最大 30%を、木質チップやその他の適切なバイオ燃料で代替することが可能です。
バルメットの納入範囲には、新しいバイオマス燃料供給システムのエンジニアリング、供給、建設と、CFBボイラ ユニット 2の排ガス再循環システムの追加が含まれます。また、流動層からの粗大物質の除去を改善するため炉底も改良されます。
PT. Cikarang Listrindoについて
PT. Cikarang Listrindo Tbkはインドネシアの Bekasi Regencyに位置し、インドネシアで最も長い歴史を持つ独立系発電事業者(IPP)です。Cikarang Listrindoは 1933年に操業を開始し、現在Cikarangの 5つの工業団地で 2,600以上の工業用顧客にサービスを提供しています。Cikarang Listrindoは現在、インドネシア最大の電力会社のひとつです。
バルメット
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