持続可能なサプライチェーン
私たちは、調達プロセスを継続的に開発し、サステナビリティのパフォーマンスを向上させるためにサプライヤーを関与させています。サプライヤーと共に、透明で持続可能なサプライチェーンの実現に取り組んでいます。
サプライチェーンの管理
私たちは、調達およびサプライチェーンのプロセスにサステナビリティを組み込んでいます。私たちの目標は、サプライチェーンの管理とバリューチェーンの透明性を継続的に高めていくことです。私たちは、バリューチェーン全体を通じて責任を持って確実に業務を遂行し、調達する原材料や部品が関連する地域および世界の規制や基準に準拠していることを確認したいと考えています。
バルメットは、サプライヤーの事業のサステナビリティをグローバルに連携した方法で評価し管理するプロセスを確立し、Sustainability360º アジェンダに従ってその取り組みを継続しています。
世界に広がるサプライヤーネットワーク
バルメットは広範にわたるサプライヤーネットワークを持っており、サステナビリティの成熟度やリスクレベルの異なった、50カ国以上 約 17,000の直接的に取引を行っているサプライヤーを含んでいます。とはいえ、サプライヤーへの支出額で見ると、購入額の半数以上はフィンランドとスウェーデンからのものです。バルメットの直接購入の 76%は、サステナビリティリスクの低い国からの調達しています。主な輸入品は、様々なサービスと同様、金属ベースの製品、コンポーネント、電子機器などです。
私たちの複雑なサプライチェーンでは、いくつかの潜在的なサステナビリティリスクが発生する可能性があります。そのため、私たちは、すべてのパートナーシップにおいて責任あるビジネス慣行を確保するために組織的に取り組んでいます。私たちの願いは、サプライヤーがより持続可能なオペレーションを行えるよう支援し、サプライヤーとの協力関係をさらに強化することです。
サプライヤー向けサステナビリティ管理プロセス
バルメットには、グローバルな 4段階のサプライヤー向けのサステナビリティ管理プロセスがあります。すべてのサプライヤーは、バルメットの持続可能なサプライチェーン方針に署名する必要があります。この方針には、企業倫理、コンプライアンス、人権および労働者の権利、健康および安全、環境管理、持続可能な製品とサービスに関するバルメットのサプライヤーへの要求事項が記載されています。私たちは、すべてのサプライヤーに対し、この方針で定義された原則を順守することを求めています。これがバルメットとのすべての取引関係のスタート地点となるのです。また、この方針は、サプライヤーの評価、自己評価、サステナビリティ監査の基準としての役割も果たしています。
サプライチェーンのリスク管理
バルメットは、グローバルなサプライヤーの選定プロセスにおいて、管理実践、財務および業務遂行に始まり、倫理的なビジネスの実践、人権や労働者の権利、職業上の安全衛生、環境管理、そして製品の安全性に至るまで、広範囲にわたる項目について評価しています。
バルメットでは、サプライヤーのサステナビリティリスク評価のコンセプトにより、購入国別および購入品のカテゴリー別にサプライヤーを評価することが可能になります。これは、人権や労働慣行、倫理的なビジネスの実践、環境パフォーマンス、そして安全衛生に関連する間接的影響やリスクの可能性を評価することを目的としています。
バルメットの持続可能なサプライチェーン アクションプラン 2019-2021の一環として、バルメットの目標は、2021年末までに直接的な新規サプライヤー 100%のサステナビリティについてスクリーニングすることです。
バリューチェーンがもたらす環境への影響
バルメットは、原材料の調達から製品のリサイクルに至るまで、バリューチェーン全体の透明性とトレーサビリティを高めるよう努めています。バルメットのサプライチェーンは、そのバリューチェーンが環境に与える影響のうち約 4%をバルメットのサプライチェーンが占めていると推定されます。
2021年の持続可能なサプライチェーンにおける主要な指標:
94%
サステナビリティの観点から自動的にスクリーニングされた新規の直接的サプライヤーの割合
41
サステナビリティ監査が実施されたサプライヤー
14
サステナビリティ監査が実施された国