35年の卓越性: 日本における Valmet Recovery Liquor Analyzer
2024年12月3日火曜日
バルメットは、日本製紙株式会社 旭川工場に薬液回収アナライザーを納入します。今回の納入は、日本市場におけるバルメットのアナライザーの歩みにおいて重要なマイルストーンであり、お客様との 35年にわたるパートナーシップを記念するものです。私たちが日本に初めてアナライザーを納入したのは、1990年 12月でした。
旭川工場では 2003年からバルメットのアナライザーが使用されています。日本製紙株式会社とバルメットは長年にわたり良好な関係を築いており、このたび同工場ではプロセスの自動化を加速するため、最新の Valmet Recovery Liquor Analyzerを導入することになりました。
「当社では、長年にわたりバルメットのアナライザーを信頼して使用してきました。バルメットが提供する信頼性は既に経験していますので、Alkali Rを導入することで、回収ボイラーの最適化、薬品回収の改善、エネルギー効率の向上といったメリットが期待できます。」と日本製紙株式会社 旭川工場 課長 架田 博幸氏は述べています。
「旭川工場は、日本市場における Valmet Recovery Liquor Analyzerの成功を実感していらっしゃるすばらしいお客様です。私たちは、日本のパルプ業界のお客様に薬液回収アナライザーを長年にわたり提供してきたことを誇りに思います。この成果は、私たちのイノベーションとお客様満足度への取り組みを強調するものです。」とバルメット オートメーションシステムズビジネスライン パルプアナライザー担当セールスマネージャー 板東 永師は述べています。
バルメット オートメーションシステムズ パルプ&エネルギーアナライザー担当 ビジネスマネージャー Matti Selkäläは次のように述べています:「日本のお客様は、35年間にわたり、日々の業務に Valmet Recovery Liquor Analyzersを導入する最前線に立ってきました。日本のお客様の中には、第 3世代の滴定装置をすでに導入した当初からお取引のあるお客様もいらっしゃいます。振り返ってみると、私たちの滴定装置製品のコアバリューは、回収プロセスの最適化に不可欠な、絶対的な薬液の測定結果を初日から提供することでした。」
私たちは長年にわたり、還元度測定の追加、診断の改善、アナライザーの洗浄の自動化を行ってきた結果、薬液回収アナライザーを回収プロセス最適化における世界標準にしました。
納入の詳細
Valmet Recovery Liquor Analyzer (Valmet Alkali R) は、ラボ標準に従って緑液および白液の化学成分を測定します。このアナライザーは、苛性化の測定や最適化ソリューションの基礎に加え、オンライン還元度測定を通じて回収ボイラーの還元性能を向上させるツールを提供します。
このアナライザーの正確な測定に基づいて、Valmet Causticizing Optimizerは緑液と白液の濃度を最大化し、緑液システムのスケール化や苛性化プロセスにおける過剰な石灰化を排除します。最適化により、白液の高品質と安定性が確保され、生産能力が向上するとともに、苛性化プラントやパルプ工場全体の生産コストの削減につながります。
日本製紙株式会社について
日本製紙株式会社 旭川工場は北海道中央部に位置し、1938年 6月にパルプ工場として設立されました。それ以来、同社は製紙事業にも進出し、さまざまな高品質の紙製品を生産しています。旭川工場では、省エネ、廃棄物の削減、CO2排出量の削減など、環境に配慮した生産に力を入れています。現在の生産能力は、1日あたりパルプ 820トン、紙 713トンです。
本件に関するお問い合わせ先::
バルメット株式会社 オートメーションシステムズビジネスライン
取締役事業部長 斉藤 信 電話 03-6744-3074
バルメット オートメーションシステムズビジネスライン
パルプ&エネルギーアナライザー担当 ビジネスマネージャー Matti Selkälä 電話 +358 505903690